母からしいたけチップスなる差し入れをもらった
しいたけチップス。聞く人によっては、しいたけ味のポテトチップスだったりしいたけ由来のスナック菓子を思い浮かべるかもしれない。でも違う。そんなせこいものじゃあない。汁物やなんかでよく見る切られたしいたけそのものが揚げられたもの、それこそがしいたけチップスなのだ。
正直なところしいたけのチップスと言われて食欲は湧かないし、袋に入れられたそれは遠目に見ると乾燥大麻のようにも見えて完全に食欲が失せた。そもそもしいたけにへばりついている衣は何由来なんだ。得体が知れない。そもそも言っちゃえば
しいたけ自体好きじゃない
とはいえせっかく母がくれたもの、未だ脛をかじっている身としては好意を無駄にするわけにはいかない。意を決して・・・パクリ。
・・・・・・?
しいたけの味がしない…!?
そう、謎の衣をつけられ油で揚げられたこのしいたけ、味どころかあの独特のにおいさえも消え去っているのだ。しいたけの苦手要素さえなくなってしまえばもうこちらのもの。水を飲みながら作業的に胃におさめ完食した。まさかしいたけが持つ特徴全てを消していたとは思わなかった。いわば恐れ損というもの。しいたけチップスも、まあ悪くないかな
まあ結局ポテトチップスが一番うまいんだけどね